11/24((日)
加藤直樹、矢加部徳公【少女もしくは雌】展◆最終夜◆
サロン薔薇と迷宮に於いて
19時スタート
1200円+1dオーダー+
(ライヴは投げ銭をお願い致します。)
§予約は09073778618
1、アーティストトーク
◆guest◆加藤直樹
矢加部徳公
◆司会◆有地ひろし
2、退廃美演劇型バンド
羅生門ズ
ライヴ
§追憶、追随§
一年くらい前に羅生門ズのベース・河田くんから「倉敷でどっか雰囲気のいいとこ知らない?」と声を掛けられました。
普段から倉敷で仕事をすることもあるので、それなら、と数軒のお店や場所を伝えた気がします。
その後も「あそこの場所どうやったら使えるかな?」とか「ここに声掛けたんだけど」となにやらごそごそしている様子。
PV撮影のための理想の場所を探しているのはわかっていましたが、まさか店主に声掛けしてどなたかに迷惑もかけてぐいぐい進むような人たちじゃないだろうし、人目を気にするだろうし、みんな時間が合いそうにないだ ろうし、、、などなど勝手にマイナスな想像をしていました。
それからまたしばらくして「できた!」と聞いてyoutubeで見たとき、僕の想像を全部越えてはるか高いところまでトんでる映像に鼻血が出ました。
なんじゃこれ!!
じめっとして昭和回顧的でますます退廃的で不潔なのに熱量がこもってて、そしてなにより美しい。
文学好きのロックバンドは数あるでしょうが、文学の混沌と退廃がこんなに衝動的エネルギーにうまく置き換わるものかと感心しました。
モノを作る仕事をしているので 、理想を追求するためにどれほどのエネルギーが必要かはよく知っているつもりです。
できあがった作品に苦労の跡が見えるとまだまだで、それを越えて 滲み出る美しさがあるものを目指している僕としては、このPVに先を越された、と思ってしまいました。
あぁ悔しい。しかし嬉しい。
どこかでなにかをあきらめているんじゃなかろうかという当初の心配をちゃぶ台返しするこの作品を見ることができてよかった。
彼らはやっぱりアーティストでした。
今回縁あって「少女、もしくは雌」展のために羅生門ズがクロージングのしかも除夜の鐘的オーラスを務めてくれることになりました。
エロスと不貞感の充満する迷宮世界で煩悩の数だけ苦しみ癒えることのない傷を増やし、罪を増やし、そのうちどこかつまらない場所で死ぬ僕ら。
彼ら のビートが108を数えた時「こんなクズでもよかったんだ」そう思えるはずです。
少女への歪んだ愛がもたらした不協和音、アニオタ+陶芸+ロック
特別版の歌詞も携え、船津さんのノイジーなボーカルと杉山くんのダウナーな声がどう反響していくのか楽しみでしかありません。
薔薇と迷宮の空間にはまることは間違いなし。倍音で振幅して窓ガラス全割りしてほしい!
羅生門ズに寄せて
加藤直樹
「文壇deダンス/羅生門ズ」 https://t.co/8E8aXJq5nD